京都市生物多様性総合情報サイト 京・生きものミュージアム

京都市

京都市の取組

京都の豊かな文化が世代を超えて継承されるように,全ての人が生物多様性の恵みを生活の一部として再認識し,地域資源を生かした持続的な暮らしや経済活動が行われている社会を目指して,私たちは以下の取組を推進していきます。

生きものの生息環境の保全

  • 京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度の創設

    葵祭で使われるフタバアオイ,祇園祭の粽に欠かせないチマキザサ,おけら詣りで焚くオケラ及び源氏物語に登場するフジバカマなど,本市の伝統文化を育んできた本市固有の生態系の保全を図ることを目的とした制度で,

    1. 京都の祭りや文化を支えてきた生きものの保全・再生のため,活動していただく団体の取組を認定します。
    2. 必要に応じて技術的な支援のための専門家を派遣します。
  • 深泥池の保全と活用

    深泥池(9ha)には,豊富な水生の動植物が生息・生育し,その学術的な価値から全国で唯一,生物群集として天然記念物に指定されています。この池には,およそ10 万年前からの泥炭が10m 以上堆積しており,同じ環境が極めて長い期間維持されてきたことを物語っています。このため,ホロムイソウ,ミツガシワ,アカヤバネゴケ,ミズグモ,ハナダカマガリモンヒメハナアブなどの氷河期からの生き残りとされる貴重な動植物が生息・生育しています。また,ヒメコウホネなど綺麗な花をつける水生植物も多く,訪れる人の目を楽しませています。
    一方で,深泥池は市街地に隣接することから,並走する道路の影響で池への雨水の流入が阻害されたり,住宅からの生活排水等の流れ込みによる富栄養化が進むなど環境の変化が懸念されています。 京都市では,京都市のみならず日本の財産でもある深泥池を保全し,後世に伝えるため,以下1~4の取組を推進します。

    1. 池の公有化
    2. 環境変化のモニタリング(水質調査)
    3. 外来生物の除去
    4. その他維持管理(清掃など)
  • 三山の景観保全のための森林整備

    歴史的文化的資産と四季折々のきめ細やかに織りなす風景とが一体をなしている京都三山の景観を守り続けるために,森林景観づくりの方向性を示した「京都市森林景観保全・再生ガイドライン」を策定しました。このガイドラインに基づき,三山における森林整備を進めていきます。

  • 外来種・鳥獣被害等への対応

    農林作物被害等をもたらすシカなど獣害対策を進めるとともに,アライグマ, ヌートリア等の外来生物による市民生活被害や生態系への影響に対する対応を進めていきます。

理解し行動する市民の支援~人づくり~

  • 京都生きもの100選(仮称)の作成

    京都の生物多様性の大切さを市民の皆様に分かりやすく紹介するため,四季折々に見ら れる植物,昆虫,動物等,身近な自然に関する情報を「京都生きもの100 選(仮称)」としてとりまとめます。

  • 京の生きものホットスポット調査事業等の普及啓発の推進

    地域の市民活動団体,学校,事業者と連携し,市内の生物多様性保全上重要な場所(ホットスポット)において,自然度等のモニタリング調査を行い,経年変化を把握します。ホットスポット以外についても,市民の皆様に身近な自然や生きものを調査・報告していただき,生きもの図鑑としてまとめます。
    また,生物多様性について学ぶ自然観察会を開催するとともに,民間事業者の取組,更には京エコロジーセンターの事業と連携を図る等,あらゆる機会を捉えた環境教育や普及啓発を進め,生物多様性を理解し行動する人を育てます。

活動を促す仕組みとネットワークの構築
~ネットワークづくり~

  • 京都市生物多様性保全活動登録制度

    生物多様性保全活動に参加を希望する市民の皆様と,市民の皆様の協力を希望する保全活動団体を結び付けることで,本市における生物多様性保全活動が効率的かつ効果的に行われることを目的とした制度です。

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