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京都市

生物多様性リレーコラム

2015.9.29

京都市環境管理課
地域生きもの探偵団(上賀茂小学校編)を開催しました!

1. 地域生きもの探偵団(上賀茂小学校編)を開催しました!

 平成27年7月11日,上賀茂神社を流れる「ならの小川」で地域生きもの探偵団(上賀茂小学校編)を開催しましたので,開催結果を報告します。

 地域生きもの探偵団とは,京都市生物多様性プランに基づくリーディング事業の一つとして,今年度から新たに開始した京都市の事業です。

 具体的には,生物多様性の大切さや豊かな地域の魅力を学ぶことを目的として,市内の小学校・児童館が授業等で実施する生きものの観察に,本市から派遣された専門家が児童に多様な生きものたちのつながり等について解説するものです。

 第1回目となる今回は,「京都市と京都水族館との連携事業」に位置付け,京都水族館から下村館長と関副館長を講師としてお招きしました。

京都市と京都水族館との連携事業

 生きもの観察会の場となったのは,上賀茂神社の境内を流れる「ならの小川」です。「ならの小川」では,上賀茂神社によって生きものの捕獲が禁止されていますが,上賀茂小学校の生きもの観察会ということで,特別に捕獲が認められました。

上賀茂神社を流れる「ならの小川」では,
生きものの捕獲は禁止されています。

 今回は,京都水族館の専門家から学ぶことができる,またとない機会に恵まれたことから,上賀茂小学校の児童82名が地域生きもの探偵団に参加しました。

 まずは,参加者の安全祈願を行った後,みんなで定置網の設置を見学し,その後は,グループに分かれ,「たも網」による調査,「投網の体験」が行われました。

 

京都水族館の館長,副館長から注意事項の説明がありました。
京都水族館の館長,副館長が定置網を設置している様子を全員
で見守っています。
(たも網調査グループの様子)
みんなで協力して生きものを探しているうちに,生きものが
隠れていそうな場所が,徐々に分かってきました。

 今回の調査の目玉の一つ,投網体験です。参加している児童の皆さんに楽しんでもらうため,調査のなかに投網体験を組み込みました。

 投網を投げる機会など,なかなかありませんので,はやく体験したい,とソワソワしながら説明を聞いていました。子供達にとっては,網がとても重く,広げて投げることはできませんでしたが,暑さや服が濡れることなど全く気にせず,皆さんとても楽しそうに取り組んでいました。

(投網調査グループの様子)
上賀茂小学校の児童の皆さんも投網に挑戦しました。
網の先には重りがたくさんついているので,子供達に
とっては,とても重いようです。副館長さんの見本の
ように網が広がった状態で投げることは,とても難し
かったようです。
今回のもう一つの目玉である定置網に何が捕まって
いるか,みんなで見守ります。残念ながら,生きもの
はかかっていませんでした。

 最後に,みんなで捕まえた生きものについて,京都水族館から説明いただきました。ドンコ,ヤリタナゴ,カワニナなどについて解説を聞き,子供達は熱心にメモを取ったり,質問をしたり,まさに屋外授業のようでした。

下村館長が,みんなで捕まえた生きものについて,
解説してくれました。
みんな熱心に説明に耳を傾けています。
写真はドンコです。

 捕まえた生きものは,全て「ならの小川」に返しました。

 京都水族館の下村館長からは,単に生きものの名前だけではなく,生きものの外見(模様など)の特徴や,どんな自然環境がないと棲息できないか等,とても詳しい説明をいただきました。観察会に参加した児童の皆さんも,自分達で捕まえた生きものについて詳しく学ぶことで,「ならの小川」周辺には豊かな自然が残っていることを実感してくれたことと思います。

 

2. 地域生きもの探偵団の目的

  京都市では,地域生きもの探偵団を通じて,小学校の児童の皆さまが,地域の豊かな自然環境に触れ,多様な生きものたちのつながり等について学んでいただく機会を提供します。これにより,将来の活動につながる子供たちに生物多様性の概念やその重要性を理解していただくことを目指しています。 

 

3. 注意事項

 京都府内の河川等で,調査のためとはいえ,一時的にでも魚を捕まえる場合には,京都府内水面漁業調整規則に基づく特別採捕許可を得ることが必要な場合があります。詳しくは,京都府農林水産部水産課(電話番号:075-414-4992)に,お問合せください。

 

 今回の地域生きもの探偵団は,京都水族館に全面協力いただきました。

京都水族館のホームページはこちら

http://www.kyoto-aquarium.com/

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