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2016.7.22

オオムラサキの「ほうちょう」会に行ってきました!

「ほうちょう」会って?

 「ほうちょう」会と聞いて,みなさんの頭の中ではどんな漢字変換が行われましたか?

   包丁会?

   放鳥会?

 

 いいえ,今回,見学させていただいたのは・・・放蝶会です!

 

オオムラサキとは?

 タイトルにある「オオムラサキ」とは,日本の国蝶としても有名なタテハチョウ科のチョウで,京都府レッドデータブック2015に,準絶滅危惧種として掲載されている貴重な生きものです。

 

オオムラサキの保護・育成

 京都市左京区静市に位置する京都市東北部クリーンセンターでは,平成24年度から,生物多様性保全活動の一環として,敷地内で採取したオオムラサキの保護・育成に取り組み,育成したオオムラサキを地元の市原野小学校で児童に放蝶してもらうイベント「放蝶会」を開催しています。

 また,オオムラサキがたくさん育った年には,本市が実施している環境施設見学会「ごみ減量エコバスツアー」でクリーンセンターに来訪してくださった参加者の方にもオオムラサキを放蝶していただく取組を行っています。

 

放蝶会の様子(平成28年7月11日)

 この日はまず,小学校の中間休みに校庭に集まってくれた児童をはじめ,学校の先生,クリーンセンター職員のみなさんとオオムラサキを観察。

放蝶前のオオムラサキ(メス)

 

オオムラサキを観察する児童たち

 珍しいチョウを間近で見ることができた児童のみなさんは,「大きい!」「きれい!」と終始驚嘆されていました。

 

 いざ,オオムラサキを放つと,児童の手からまっすぐ大空へ飛び立つかと思いきや・・・別の児童の肩でひと休みする場面も。

 それでも最後は,多くの児童に見守られながら,大空へと飛び立っていきました。

 

オオムラサキ飼育の様子

 今回は,実際にオオムラサキを飼育している現場も見学してきました!

オオムラサキを育てるための囲い

 囲いの中には,オオムラサキの食樹であるニレ科のエノキが植えられています。

 

オオムラサキの卵

 エノキの葉には,オオムラサキが産んだ卵がついていました。

 

 

 (取組開始のきっかけ)

 ある日,東北部クリーンセンターの敷地内で職員がチョウの死骸を見つけ,センター内に持ち帰ったところ,別の職員が国蝶のオオムラサキであることに気付き,食樹の根元の枯葉裏などで越冬するというオオムラサキの生態を偶然知っていたため,冬に敷地内の枯葉の裏を調べて幼虫を発見したことが,この取組を始めたきっかけだそうです。

 

最後に

 東北部クリーンセンターのみなさん,市原野小学校のみなさん,素敵な活動を続けてくださってありがとうございます。

 今年度は,1頭のみの放蝶となりましたが,来年はもっとたくさんのオオムラサキに会えることを心より願っています。

 ありがとうございました!

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