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2016.9.15

平成28年度「地域生きもの探偵団」を開催しました!(第1弾)

地域生きもの探偵団について

 「地域生きもの探偵団」は,京都市が昨年度から実施している,小学校の児童の皆様を対象とした自然観察会です。具体的には,生物多様性の大切さや地域の豊かな自然環境について学んでいただくために,市内の小学校・児童館が授業等で生きものの観察を実施する際に,本市が専門家を派遣し,児童に多様な生きものたちのつながり等について解説するものです。昨年度は試行的に実施しましたが,今年度は,実施校を公募し,御応募いただいた5校を対象に開催することとなりました。

 今年度の「地域生きもの探偵団」の開催結果について,3回に分けて紹介していきます。今回はその第1弾です。

第1回地域生きもの探偵団 ~朱雀第四小学校編~ (平成28年8月31日)

 記念すべき第1回目は,中京区の朱雀第四小学校での開催となりました。会場は校内のビオトープです。朱雀第四小学校には,「いのちの庭」(水辺エリア)と「あかしあの森」(森エリア)があり,多様な生きものと出会うことができます。

 当日は39名の3年生の児童が参加しました。クラスごとに分かれて,講師の河合先生(環境カウンセラー)と西台先生(京都自然観察学習会講師)に解説していただきながら,生きものを観察しました。

 「いのちの庭」の担当は河合先生です。トンボ,チョウ,コガネムシ,コオロギ,セミなど,たくさんの種類の生きものについて,名前や特徴を教えていただきました。生きものに関する様々な「なんで」「どうして」について,河合先生が上手なイラスト付きで解説してくださると,児童たちは目を輝かせて聞いていました。さらに,セミとカメムシは同じ仲間であることを教えていただくと,児童からは驚きの声が上がりました。

水辺の生きものを観察中
イラスト付きの解説は分かりやすい!
モンシロチョウ
シオカラトンボ

 「あかしあの森」の担当は西台先生です。今まで身近にあったけれど名前を知らない樹木について,名前や特徴を解説していただきました。また,実際に樹皮や葉に触れることで,その特徴や違いを実感することができ,とても勉強になりました。さらに,高いところになっている木の実や,遠くに止まっている鳥の姿を,フィールドスコープで見てみると,大きくはっきり見えたので,児童たちは大喜びでした。

イチョウの木についての解説中
フィールドスコープでうまく観察できるかな?

 最後は,児童の皆さんから,先生方へのお礼と,今日の感想を聞かせていただきました。「今まで虫が嫌いだったけど,今日から触れてみようと思います。」,「今まで種や実に気付かなかったので,今日からはじっくり観察してみようと思います。」などの感想を聞くことができ,講師の先生方も,もちろん私たち職員も,とてもうれしく思いました。

まとめの様子

 

第2回地域生きもの探偵団 ~高雄小学校編~ (平成28年9月1日)

 第2回は,右京区の高雄小学校の児童を対象に開催しました。会場は清滝川です。清滝川は美しい渓谷が続く紅葉の名所として知られており,「京都生きもの100選」にも選ばれています。さて,どんな生きものと出会えるでしょうか。

 当日は,3,4年生の42名の児童が参加しました。講師の板倉先生(京都精華大学教授)の号令で,いよいよスタートです。まずは,パックテストにより,水質を調べました。

水質調査中

 そしていよいよ生きもの探しです。安全のためにライフジャケットを着用した児童たちは,思い思いに川の中で生きものを探しました。中には,名人のように何匹も珍しい水生昆虫を見つける児童もいて驚きました!

生きものを探しています!
何がいるかな??

 この日は,ヘビトンボ,カワゲラ,サワガニ,カワムツなど,きれいな水に住む生きものを見つけることができ,清滝川のきれいさを実感することができました。

見つけた生きものについての解説
ヘビトンボ
カワゲラ

 最後に,板倉先生から,清滝川のようにたくさんの生きものが生息していることの大切さや,「清滝川のゲンジボタル及びその生息地」が国指定の天然記念物であることを解説していただき,改めて,身近にある自然の尊さを学ぶことができました。

まとめの様子

※京都府内の河川等で,調査のためとはいえ,一時的にでも魚を捕まえる場合には,京都府内水面漁業調整規則に基づく特別採捕許可を得ることが必要な場合があります。詳しくは,京都府農林水産部水産課にお問い合わせください。

 

→→第2弾へつづく・・・・

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