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2016.9.28

平成28年度「地域生きもの探偵団」を開催しました!(第2弾)

 第1弾に引き続き,今年度の「地域生きもの探偵団」の開催結果について紹介します。

第3回地域生きもの探偵団 ~楽只小学校編~ (平成28年9月5日)

 第3回は,北区の楽只小学校の児童を対象に開催しました。会場は船岡山です。船岡山は,大徳寺に隣接する標高112メートルほどの小山で,国の史跡に指定されており,その西北部一帯は船岡山公園として整備され,市民の憩いの場として親しまれています。また,船岡山には,カシ類やシイ類等の照葉樹を中心にした貴重な森が残されており,「京都生きもの100選」にも選ばれています。

 当日は,1,2,3年生の合計12名の児童が参加しました。まず最初に,講師の西台先生(京都自然観察学習会講師)から,今日の観察会のポイントを教えいていただきました。今日は,みんなそれぞれ,『虫の博士』,『花の博士』,『木の博士』など,何かの『博士』を目指して,西台先生から教えていただくことを書き留めていくことになりました。もちろん,一種類に絞ることなく,全ての生きものの『博士』を目指しても大丈夫!自然豊かな船岡山で,今回もどんな生きものと出会えるのかとても楽しみです。

最初のあいさつの様子

 それでは,さっそく船岡山での生きもの観察の開始です。見慣れているけれど名前を知らない草花や,秋になったらドングリ拾いができるコナラやクヌギなどの樹木について教えていただきました。また,偶然出会えた,バッタ,チョウ,トンボ,コガネムシなどの昆虫について,名前はもちろん,特徴や種類ごとの見分け方なども解説していただきました。

 低学年の児童にとっては,少し難しい内容もあったかもしれませんが,実際に葉っぱや昆虫に触れたり,高いところに咲いている花をフィールドスコープで見せていただいたりと,普段とは違う視点で生きもの観察ができ,良い体験になったと思います。

葉っぱに触ってみよう。
鳥の鳴き声が聞こえた!
ツマグロヒョウモン(オス)
キイロスズメバチ

 屋外での観察の後は,教室に戻り,ドングリについて詳しく教えていただきました。みなさん,「ドングリ」という木があると思っている方はいませんか?実は,ドングリはコナラやクヌギなどのブナ科の樹木の果実の総称で,その種類によって形が全然違うのです。この日は,それぞれの樹木の葉や果実の実物を使って,特徴や見分け方について教えいていただき,大変勉強になりました。

色々な種類のドングリについて学びました。

 

第4回地域生きもの探偵団 ~凌風小学校編~ (平成28年9月6日)

 第4回は,南区の凌風小学校の児童を対象に開催しました。会場は鴨川です。鴨川は,京都市内の南北を流れる川で,京都市民からも,そうでない人からも,世代を問わず愛されており,「京都生きもの100選」にも選ばれています。

 当日は,4年生の児童29名が参加しました。講師を務めていただいたのは竹門先生(京都大学防災研究所)です。まず始めに,児童たちは安全のためにライフジャケットを着用し,竹門先生から今回の生きもの調査について説明していただきました。

 今回の生きもの調査の目的は,『鴨川の健康度(すこやかさ)を知ること』です。「すこやかな川」とは,「ゆたか(生きものの種数が多い)」で,「きれい(清流に棲む生きものの種が多い)」で,「きずなが強い(山や海とつながる生きものの種が多い)」川のことです。

 さて,この鴨川にはどんな生きものが生息しているのでしょうか。

鴨川の健康度(すこやかさ)を知ろう!

 いよいよ鴨川での生きもの探しです。今日は,5つのチームに分かれてのチーム戦となりました。より多くの生きものを採集できたチームには,竹門先生からプレゼントをいただけるとのこと。児童たちはやる気満々です!

 同じ鴨川の中でも,浅い場所や深い場所,流れが速い場所や遅い場所など,環境が変われば棲んでいる生きものの種類も変わります。児童たちは,竹門先生からコツを教わりながら,様々な場所で,石の下や砂の中に隠れた生きものを網ですくってバケツに移していきました。

先生と一緒に,生きものを探します。
網の中には,何がいるかな?
思い思いに生きものを探す児童たち

  生きもの探しが終わった後は,採集した生きものをバットに広げ,名前を確認しながら数を数えていきました。バケツの中からは,魚や昆虫など,様々な生きものが出てきます!みんな,歓声を上げながら分類していました。

 この日は,オナガサナエ,カワリヌマエビ,オイカワ,カマツカなど,合計14種類124個体の生きものを採集することができました。また,チーム戦の結果は,9種類40個体を採集したチームが優勝し,竹門先生からプレゼントをいただきました。

生きものの名前を教えていただきました。
カマツカ
優勝チームに商品贈呈

 今日は限られた時間の中で,たくさんの生きものを見つけることができました。児童たちにとって,身近な鴨川にどんな生きものが棲んでいるのかを知ることができ,また,鴨川の健康度(すこやかさ)について考えるきっかけとなる,貴重な体験になりました。

 

※ 京都府内の河川等で,調査のためとはいえ,一時的にでも魚を捕まえる場合には,京都府内水面漁業調整規則に基づく特別採捕許可を得ることが必要な場合があります。詳しくは,京都府農林水産部水産課にお問い合わせください。

 

→→→第3弾へつづく・・・・

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