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2017.7.31

平成29年度第2回親子生きもの探偵団~京都御苑~を開催しました!(平成29年7月27日)

 第2回親子生きもの探偵団は,京都御苑で開催されました。

 京都御苑は,京都御所などを囲む国民公園です。江戸時代には200もの宮家や公家の屋敷が建ち並んでいました。石垣に囲まれた公園になったのは明治時代になってからのことです。現在では,平安時代から幕末までの史跡はもちろん,樹齢100年を超す巨木や,様々な野鳥,草花,キノコなどを見ることができる自然豊かな憩いの場となっています。

 京都御苑は「京都生きもの100選」にも選ばれています。

 (「京都生きもの100選」について,詳しくはこちらから御覧ください。http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000213517.html

 当日は,41名の方が参加し,講師の板倉先生(京都精華大学教授)と西台先生(京都自然観察学習会講師)の解説を受けながら,九條池やトンボ池などで生きものを観察をしました。

 まずは西台先生からセミの見分け方などについての説明を聞きました。

 

観察会の開始です!

宗像神社

 宗像神社の辺りで,アオバズクを観察しました。

 木の枝にとまっているアオバズクの親子を,フィールドスコープや双眼鏡を覗いて探します。

 

九條池

 九條池に移動し,池の周りで生きものを観察します。

 アオサギ,ミシシッピアカミミガメ,コイ,コシアキトンボなどが見られました。

九條池
見つけた生きものをチェックシートにメモします。

 

ちょっと寄り道・・・

 水路で見つけたアメンボのにおいを嗅ぎました。アメのように甘いにおいがするから「アメンボ」というそうです。

アメンボがたくさん!
どんなにおいでしょう?

 

堺町御門まで移動します。

 その途中,アオスジアゲハの幼虫とナガサキアゲハの成虫を見つけました。

 アオスジアゲハの幼虫は,しょうのうの香りのするクスノキなどを食べて成長するそうです。

アオスジアゲハの幼虫。どこにいるでしょう?
ナガサキアゲハの成虫

 

堺町御門~富小路口

 堺町御門と富小路口の間を歩きます。

 セミの抜け殻がたくさんついている木がありました。成虫もたくさんいて,いろいろな鳴き声を聞くことができました。

セミの抜け殻がついた木の幹
アブラゼミのメス

 キノコもたくさん。

 シロハツモドキは木と共生する菌根菌です。マツやモミと共生しているのが見られました。

 マンネンタケも見つけました。

シロハツモドキ
マンネンタケ

 

トンボ池

 普段は入ることのできない,トンボ池も見学しました。

トンボ池
なにがいるかな?

 モリアオガエルやオオシオカラトンボ,シオヤアブ,アシダカグモなど,たくさんの生きものが見られました。  

モリアオガエル
オオシオカラトンボのメス

 クサギのにおいをかいでみます。

 臭いのでクサギというそうですが,そんなに臭くない!という子や,某スナック菓子のチーズ味のにおい!という子も。

クサギ

 

セミの抜け殻の標本作り

 観察会終了後,希望者は,採集したセミの抜け殻の標本を作成しました。

 泥が付いているものは歯ブラシで落とし,ルーペで観察して,セミの種類や雌雄を同定していきます。

歯ブラシで泥を落とします。
ルーペでじっくり観察します。

 自分だけの標本ができました!

 

 

 今回の観察会では,京都御苑という身近な自然の中にも,たくさんの生きものがいることを実感していただけたと思います。

 

※京都御苑では植物や昆虫を採集することは禁止されていますので,採集は行わないでください。

 (この観察会では,セミの抜け殻調査の一環として許可を得ています。)

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