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2018.11.7

八坂神社のオケラが東山開睛小・中学校の環境委員会に引き渡されました!(11月1日)

 八坂神社の伝統行事,「をけら詣り」に使われるキク科の植物のオケラは,数が減少しており,京都府レッドデータブック2015で絶滅危惧種に分類されています。

 八坂神社で1株だけ育てられてきたオケラを「をけら詣り」に供給するため,NPO法人国境なき環境協働ネットワークでは,このオケラの保全・育成に取り組まれてきました。

 この取組は「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」第17号に認定されています。 

八坂神社で育てられてきたオケラの株

 この日,八坂神社で育てられてきたオケラから株分けされた株を,京都市立東山開睛小学校・中学校でも育成してもらうため,環境委員会の児童・生徒の皆さんへのオケラの引き渡しが行われました。

 まず,校長先生の挨拶の後,NPO法人国境なき環境協働ネットワークの内海理事長から,オケラの保全活動や,学校にオケラを預けることになった経緯についてお話がありました。

 続いて,八坂神社の仲林権禰宜から,をけら詣りについてのお話がありました。

 大晦日,八坂神社では,願いを書いた「をけら木」と共にオケラの根が灯篭で焚かれます。オケラの根を燃やすと独特のにおいがするため,厄除けの意味があります。

 かつてはその火を火縄に移して家に持ち帰り,「おくどさん」(かまど)に移して元旦にお雑煮を炊き,無病息災を願いました。

 オケラの育成に協力されている公益財団法人京都市都市緑化協会の佐藤課長からは,オケラの生態や,八坂神社で育てられてきたオケラを増やした経緯,オケラの育て方についての説明がありました。

 その後,内海理事長と仲林権禰宜から,東山開睛小学校・中学校の環境委員会の皆さんに,八坂神社の株から株分けされたオケラが受け渡されました。

 オケラを受け取った後,環境委員会の皆さんが植え付け作業を行いました。

 渡された丸い鉢から取り出し,環境委員会の四角いプランターへ植え付けます。

 鉢にしっかりと根を張っており,取り出すのに苦労されていましたが,京都市都市緑化協会の方に教えてもらいながら,作業を行いました。

 植え付けが完了しました!

 最後にたっぷりと水をやり,この日の作業は終了しました。

 新しい環境でも無事に育ち,をけら詣りに供給できるようになるといいですね!

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