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2019.11.13

「自然と出会えるまち歩き」を開催しました!(令和元年11月2日,4日)

琵琶湖疏水沿いを歴史や文化に触れながら歩き,それらと地域の自然とのつながりや自然の恵みなどについて楽しみながら学ぶ,「自然と出会えるまち歩き」を,11月2日と4日の2日間,左京区の岡崎周辺で開催し,合計42名の方に参加していただきました。

2日間とも,天候に恵まれ,まち歩き日和でした!

京都再発見会さん,植彌(うえや)加藤造園さん,京都市動物園さんにガイドをしていただきました。

まち歩き開始

蹴上インクラインの広場に集合し,まち歩き開始です。

スタート地点
蹴上インクライン

蹴上インクラインの桜並木は,廃線後に植えられ,観光名所となっています。

樹木の管理方法について植彌加藤造園の庭師さんに教えてもらいました。

太い枝は切ると腐りやすいため,枝が細いうちに剪定するそうです。

ソメイヨシノの解説

 

琵琶湖疏水の設計者「田辺朔郎」の像
蹴上トンネル「ねじりまんぽ」

「まんぽ」は鉄道の下をくぐるトンネルを意味し,大きな負荷に耐えられるよう、レンガをねじらせた形で組み上げているため,「ねじりまんぽ」といいます。

南禅寺

臨済宗大本山の南禅寺は,勅使門,三門,法堂,方丈の伽藍が一直線に並んでいる特徴があります。

南禅寺に到着です。
        

三門は,柱が額縁に見立てられ,絵画のように見えるよう剪定も工夫しています。

三門。三解脱門を略したものです。
水路閣。琵琶湖疏水が流れる水路橋です。

コケは土から水を吸い上げる力がないため,空気中の湿気を吸います。

境内の琵琶湖疏水と山水の恵みを受けているため,豊富なコケが育つ環境が整っています。

コケの上の落ち葉も取ってしまわないと枯れてしまうため,日々の管理が大切です。

また,南禅寺はほとんど舗装されていないため,サワガニや野鳥など,生きものが棲みやすい環境になっています。

コケの解説です。
境内には100種類を超えるコケが

 

無鄰菴

無鄰菴は山縣有朋が京都に造営した別荘で,無鄰菴の1代目にあたる山口県に建てた草庵が,隣家のない閑静な場所であったことから名付けられたといわれています。

こちらの無鄰菴は指定管理者である植彌加藤造園さんが管理運営をされています。

まず,植彌加藤造園の庭師さんに,庭園の樹木と生きものの関係など,庭の生態系から生物多様性について解説いただきました。

次に,庭園内を案内いただきました。

サツキや庭石を低く保つなど,庭園が東山と一体であるように感じる工夫が施されています。

庭園を流れる琵琶湖疏水も,まるで東山から流れているように感じられます。

また,園内の今年のモミジは状態がよく,キレイな紅葉が期待できるそうです!

京都市動物園

最後の目的地,京都市動物園に到着です。

噴水池は,動物園の開園当初からあり,動力は使っておらず,琵琶湖疏水の落差のみを利用しています。

      
噴水池

平成27年にオープンした「京都の森」で,京都の豊かな自然やヒトと野生動物の関わりについて学びました。

京都市動物園は琵琶湖疏水とつながっており,タナゴの一種イチモンジタナゴ(絶滅危惧IA類)の野生への再導入を目指しています。

イチモンジタナゴは,本来琵琶湖で生息していますが,環境の変化により確認が困難となっています。

園内の「京都の森」
粽(ちまき)や和菓子等に使われるチマキザサ

まとめ

最後に一日のまとめをして終了です。

参加者の皆さん,お疲れさまでした!

 

<参考>

京都市動物園は2015年11月に長年にわたるリニューアルが完了し,グランドオープンしました。

しばらく動物園に来られてない方も是非一度足を運んでください♪

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