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2019.11.18

衣笠小学校で地域生きもの探偵団を実施しました(令和元年9月18日)

 地域生きもの探偵団を京都市北区にある衣笠小学校の3年生45名を対象に実施しました。

 衣笠小学校の周辺には神社が多く,特に平野神社は日頃から授業で使用したり,休みの日に遊んだりしている場所です。先生も子どもたちも慣れ親しんだ平野神社で,「生きもののすみか」をテーマに,観察会を行いました。

 講師は,京都精華大学名誉教授の板倉豊先生と同志社大学特任教授の八木雅之先生です。八木先生は京都自然教室の代表(板倉先生は先代の代表)もされております。

 まずは,南門に集合し,中に入ったところで,生きもの探しです。

 

 この日は,草刈りが行われた直後で,生きものが少ないかと思いきや,よく探すと,バッタ,コオロギ,ダンゴムシなどを見つけました。

 また,木の根っこ部分にアリの巣を発見し,中を見てみると卵やさなぎがぎっしり。みんな興味津々で,講師と一緒に観察しました。

 

 

 次は,本殿周辺に移動し,生きもの探しです。

 桜の名所で有名な平野神社ですが,桜の木の下には毛虫がいっぱいいました。講師によると触っても大丈夫とのことで,触ってみた子どもたちに聞くと,ふわふわしていたようです。

 そして,1匹のオオスズメバチが地面で肉団子(獲物を食べるために丸めたもの)を作ってるところに遭遇しました。この時期はスズメバチの攻撃性が高まるので,観察会の時は要注意です。講師の指示に従い,離れて見ていると,どこかに飛んでいきました。

 御神木のクスノキは,葉に樟脳(衣服の防虫剤として使われる)の材料となる成分が含まれており,葉をちぎると独特の香りがします。落ちている緑色の葉を拾い,香りを嗅いでみました。

 また,クスノキの葉にはダニ室と呼ばれる小さなこぶがあり,その中にダニが住んでいます。葉にダニが住んでいると聞いて,みんな驚いていました!

 

 北側にあるタラヨウの葉は,葉の裏に文字が書けることから,「葉書の木」として郵便局に植えられていること,また,寺社ではタラヨウの葉に経文を書いていたことから,今もタラヨウの木が植えられている寺社が多いことを聞いた子どもたちは,「なるほど」とうなづいていました。

 

 

 平野神社での生きもの探しの後は小学校に戻り,見つけた生きものの名前を皆で挙げて復習し,生きもののすみかについて解説をしていただきました。

 

 最後に観察会の感想を聞くと,「虫が苦手だったけど,色んな話を聞いて少し好きになった」や「虫を触れなかったけど,少し触れて興味を持った」との話をしてくれ,自然観察に興味を持ってくれた子どもたちが増えたようです。これからも生きものや自然に興味を持ち続けてほしいです。

 

<京都自然教室について>

 京都自然教室は自然に親しみ自然と触れ合うことにより自然の姿に共感し,自然を大切にしたいという気持ちを持てる人を育てる活動をされており,自然観察会を毎月実施されています。

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