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2019.11.25

大藪小学校で地域生きもの探偵団を実施しました(令和元年10月3日)

 地域生きもの探偵団を京都市南区にある大藪小学校の4年生68名を対象に実施しました。

 大藪小学校は,交通量の多い国道が近いですが,桂川も近く,市街地と自然の両方が身近にあります。桂川は,季節によって様々な生きものが観察できる自然豊かなところですが,川は危険が伴うため,子どもたちだけでは遊べません。今日は,近くにありながら,行く機会が少ない桂川での観察会なので,子どもたちは楽しみにしていたそうです。

 講師は,桂川クラブの皆さまです。

 子どもたちは,昆虫・野鳥・植物・きのこの4つのグループに分かれて,生きものを探します。講師が準備してくれた生きものチェックリストを持って,それぞれの講師から説明や注意を聞き,観察会スタートです。さあ,どんな生きものが見つかるでしょう?

 

昆虫グループ

 昆虫グループは,網と虫かごを持って昆虫を捕まえます。

 

あちこちで,「バッタ捕まえた」や「チョウに逃げられた」との声が聞こえてきます。

その中,講師がジャコウアゲハの卵と幼虫を見つけました。ジャコウアゲハの幼虫は,毒のあるウマノスズクサの葉を食べ,体内に毒を貯めて,天敵から身を守ります。また,見た目も恐ろしく,「ゴジラ」とも呼ばれているそうですが,成虫はとても美しいチョウです。

オレンジの卵(葉の先の方),幼虫(右上)
この幼虫を食べようとは思いませんね。

野鳥グループ

 野鳥グループは,双眼鏡やスコープを使って観察します。

 

 バードウオッチングは,耳を澄まして,目を凝らして,野鳥がどこにいるかを探します。

 スコープを使うことで,みんなで見つけたカルガモやケリなどの野鳥を大きな姿で見ることができました。

植物グループ

 植物グループは,その場で見つけた植物を解説してもらいながら観察します。

 ガガイモやオオオナモミ(くっつきむし)などを見つけ,解説してもらいました。ガガイモは果実がなっており,講師がその実を開くと,そこには綿毛の生えた種子がぎっしり。この日は風があったので,種子が風に乗って遠くまで飛ぶ様子を見ることができました。

  

きのこグループ

 きのこグループも,その場で見つけたきのこを解説してもらいながら観察します。

 観察会が始まる前から,日頃勉強する機会が少ないきのこに興味津々な子どもたち。きのこについて,講師に質問しながら,探していきます。

 この日は,草刈りの前で,草やぶが深かったので,きのこを見つけることが難しかったですが,カワラタケやホウライタケの仲間などを見つけました。

 

 河川敷で観察をした後は,小学校に戻り,みんなでまとめを行いました。 

 まず,昆虫,野鳥,植物,きのこのグループごとに見られた生きもののまとめを行った後,全員で集まり,各グループのリーダーから発表をしてもらいました。

  

 その後,講師から,桂川の河川敷で見られる生きものの写真をスクリーンに映して解説をしていただき,生きものクイズもしました。

 みんなきれいな写真を見て「すごい!」と言ったり,クイズに正解して「やった!」と喜んでいました。

 

 また,田子講師から,「4つのグループがそれぞれに役割があり,それらが繋がって豊かな自然となる」ことや「桂川には豊かな自然が残っており,この桂川を守っていきたい」との話を聞きました。

 最後に感想を聞くと,桂川に興味を持った子どもたちも多くいたので,これからもその興味を持って,自然と触れ合ってほしいと思います。

 

<桂川クラブについて>

 桂川クラブは,桂川流域の自然保護に取り組むために,2008年に発足した団体で,自然観察会や生物調査,美化活動などを行っておられます。

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