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2020.1.8

朱雀第四小学校で地域生きもの探偵団を実施しました(令和元年10月9日)

 地域生きもの探偵団を京都市中京区にある朱雀第四小学校の3年生54人を対象に実施しました。

 朱雀第四小学校は,住宅街の中にありますが,校内には緑が多く植えられており,校庭にあるシンボルの「アカシヤの木」にちなんで,「朱四舎(あかしや)」の愛称を持っています。学校全体で環境学習に力を入れており,校庭(あかしやの森)やビオトープ(いのちの庭)を通じて,様々な取組を行っています。

 4月からの総合学習の中で,朱四舎で増やしたい生きものを各チームで決め,そのために何ができるかをテーマに取り組んできました。増やしたい生きものは,全部で11種類(カブトムシ,クワガタ,カマキリ,タマムシ,テントウムシ,バッタ,コオロギ,ダンゴムシ,トンボ,チョウ,スズムシ)。どうすれば良いか分からないことも多いようです。

 今日は,朱四舎での自然観察会で生きものを探すことに加えて,それぞれのテーマのヒントを見つけることがみんなの目標です。

 講師は,環境カウンセラーの河合嗣生先生と京都自然観察学習会講師の西台律子先生です。

 「生きもの博士が来る!」とみんな楽しみにしていたそうです。

 初めに,担任の先生や講師から今日の目標を確認した後,クラスごとに分かれて観察会スタートです。

 

 まずは「あかしやの森」で生きものを探しました。

 

 テントウムシ,バッタ,コオロギ,ダンゴムシを捕まえました。講師からエサやすみかについての解説があり,みんな聞いていました。

 少し移動したところで,「青い飛ぶ虫」を発見しました。青いハチ「オオセイボウ」でした。これには講師もびっくりで,過去に新聞に載ったことがあるほど珍しいそうです。残念ながら全員が見られたわけではありませんが,朱四舎には様々な生きものがやってきます。

 セミの抜け殻が見つかりました。セミの抜け殻から,種類や性別の見分け方について,講師から教えてもらいました。でべそがあればクマゼミ,土まみれならニイニイゼミで,お腹の下側に細い管(産卵管)があればメスです。また,昆虫の体の仕組や外骨格と内骨格の違いの説明もありましたが,ちょっと難しいかな。

 

 次は,「いのちの庭」で生きものを探します。

 トンボやチョウを見つけ,エサやすみかについて講師から学びました。

 

 観察した後は,部屋に戻ってクラスごとに見られた生きものをみんなで共有しました。

 ホワイトボードに書ききれないほど様々な昆虫や植物を観察でき,そのうち何種類かの生きものについて解説がありました。

 最後に,河合講師が生きもののすみかを作った時の写真を見せていただきました。森の中にタマムシが好む古い木を置いていたら,実際にタマムシが来たそうで,タマムシを増やしたい子どもたちは興味津々です。

 

 また,木の板や木の実,枝などで作った家にも多くの生きものが集まったそうです。講師に作り方を聞き,「そんなに大きくない家なら,作れそう」と言っていた子もいました。

 

 担任の先生によると,今後も総合学習を進めていき,2学期の終わり頃に,各チームでまとめたものを2年生に発表するそうです。

 さて,どんな発表会になるのでしょうか?楽しみですね。

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